家族信託をする場合、サイト運営者の事務所では、次のような流れですすむことが多いです。
ご希望を十分にお聞きする
まずは、どのようなことでお悩みか、どのようなことが不安か、そしてどのようなことを実現したいかを十分にお聞きします。
このために、必要があれば、何度も何度もお会いしてお話しをうかがいます。
関係者に説明
その次は、関係する人や会社に説明です。
特に融資が関係するような場合は金融機関からの理解は必要です。
関係する人や会社から了解を得てから、次の段階に進みます。
家族信託の方針の決定
どのような形で、家族信託を組むか、方針を決定します。
この人が先に亡くなったら、
この人が認知症になったら、
家族信託を続けていく上で、どのような事態が想定されるか、
税金で余計な課税が生じないか
など、様々なリスクを想定しながら、方針を検討します。
ここで、リスクの見落としがあると、重大な事態に発展する場合もあります。
例えば、予期せぬ時期に、家族信託が突然終了してしまう場合もあります。
このようなことは絶対に防がなければなりません。
方針案ができたら、提案をして、ご意見を聞きながら微調整を行います。
そして、最終的にどのような形で家族信託するか決定します。
家族信託契約書の作成・押印
方針が決まれば、その方針に沿うような形になるように家族信託契約書を作成します。
契約条項を検討するときも、様々なリスクを再検討します。
そして、家族信託の契約書が完成したら、署名・押印をします。
必要があれば公正証書で作る場合もあります。
登記など
家族信託契約書に基づいて、不動産であれば、信託の登記をして、お金は信託のための口座を作成し、その口座にお金を移します。
会社の株は、信託の承認決議が必要な場合もあります。
ここまで来れば、家族信託(民事信託)が完成です。
必要に応じてサポート
家族信託は何十年も続く可能性がある契約です。その後も必要に応じてサポートを続けます。